時代の流れ
2023/06/03
ペット価格が高騰し、欲に駆られた人達が参入した結果、飽和状態になってきました。
昔から、TVなどで取り上げられると、急に流行って引っ張りだこになりますが、そこからブリードに参入すると、子犬や、子猫が生まれる頃には、ブームが過ぎ去り、結局ブリーダー崩壊になっていくのが常でした。
今回もそう、猫ブームで、参入した人たちはみんな崩壊。病気や奇形の多い猫は簡単に繁殖できるものではないのです。
一部を除いて、猫達の価格の暴落は悲しいものがありますね。
きちんとしたブリーダーさんからみれば、迷惑この上ないですね。
その買い集められた子達の行く末が案じられます。
犬もしかり、
一時秋田犬や、柴犬が海外で人気になり、輸出する人が多くいましたが、今、四国で公園に捨てられているのも、そういう理由でしょう。
あの大きな秋田犬が野犬になったら恐怖ですよ。
今は、市場でさえ、買い取りが成立しない子犬達がたくさん出ているそうです。その子たちは、あちこちの市場に出していき、結局価格の付かない子達は、悪徳業者に二束三文で買い取られてしまうのです。
そこに外国人が存在しているようです。食べられてしまうの???
手塩にかけた子達をそんな目にあわせられない!!!
だから、市場出しはしません。
英国系ゴールデンも黄金時代が過ぎてしまいましたね。
白いゴールデンのうたい文句で、珍しいからと売り出されていますが、本来のゴールデンなのです。
白は退色・・・ゆえにブリードも気を付けなくてはならないのです。
ピンクノーズの貧弱な英国系を見ると悲しくなります。
なかなか売っていただけないヨーロッパの犬達を、ダメにしているのをみて、こんな犬つくりをしていれば、ヨーロッパのブリーダーさんは、売るのが嫌になってしまうでしょう。
あちこちから買い集めた子達でブリードすれば、アウトブリード。
でも、それは考えたうえでのアウトではないのです。ただ、オス、メスがいればよいだけ。
そういうにわかブリーダーが犬質を落としていきます。ブリードとは10年をみなくてはなりません。
この経験こそ、財産なのです。
ゴールデンなど、大型犬は1回のお産で10匹近く産まれます。
その子達の行く末を確保しなければ、産ませてはいけません。
サイトで可愛いお顔の子犬達が、出展されていますが、どんどん数が増えていく一方です。
需要と供給のバランスが崩れているのでしょう。
コロナも落ち着き、ペットブームも去っていきます。
その中で生き残るのは、確実なブリーダーだけになります。
崩壊から、放出される子達・・・人間のエゴですね。
欲に駆られた人達はその子達の将来なんて、考えて居ません。
残っても飼い続ける覚悟はありますか?
その子達のために広い土地も確保できていますか?
私も73歳になり、身体が動かなくなり、いつも頭の中は犬達の将来のことばかり。息子がいてくれて助かった!!
ブリーダーって、苦しいものなのですよ。
13歳のミカイル、貴方も幸せで良かった!まだ、広いランを走れるものね。
この広いランがあるから、続けられるのです。
来年4月から、友人が手伝いに来てくれるそうです。助かります。
フィビちゃんのために、もうひと踏ん張り!
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